2011年3月12日改正からは、それまでの特急「有明」を系統分割する形で日中にも1時間あたり1本運行されていたが、2018年3月17日改正で再び日中の運行が行われなくなった。車両は787系・783系が使用されている。, 小倉駅 - 博多駅間では、前述の「きらめき」のほか、小倉から日豊本線を経由して博多-大分駅・佐伯駅を運転する「ソニック」、博多駅-宮崎空港駅間の「にちりんシーガイア」が運行されている。「ソニック」は1時間あたり約2本運行されている。車両は883系・885系が使用されている。「にちりんシーガイア」は朝の宮崎空港行き1本(7号)と博多行き2本(20号、24号)の1.5往復が運行されている。, 博多駅 - 大牟田駅間では平日朝に「有明」が運行される。本数は大牟田発博多行き1本のみである。この区間は2011年3月12日に全線開業した九州新幹線鹿児島ルートと並行しているが、通勤輸送および新幹線運行時間外の輸送のために九州新幹線開業後も朝と夜に運行されていた。2018年3月16日までは博多駅 - 長洲駅間に夕方下り2本、深夜0時台下り1本、朝上り1本、長洲駅 - 吉塚駅間に朝上り1本が運行されていた。博多駅 - 熊本駅間にも九州新幹線開業前に運行されていた夜行特急「ドリームつばめ」を前身とする「有明」が1往復設定されていたが、2014年3月15日のダイヤ改正で下り博多発0時台の列車は長洲行きに短縮され、上り熊本発4時台の列車は廃止された。さらに、2018年3月17日のダイヤ改正で長洲始発から大牟田始発に短縮された上り1本を除いて廃止された。, このほか、筑豊本線・篠栗線・長崎本線・佐世保線・大村線・久大本線・三角線に直通する特急列車が運転されている。2020年10月16日改正時点の鹿児島本線で運転される昼行特急列車は次のとおり(鹿児島中央駅 - 鹿児島駅間のみを走り日豊本線へ直通する列車を除く)。〈〉内は鹿児島本線内の区間。, 関門トンネルの開通以降、首都圏・名古屋・京阪神・中国地方といった本州各地と九州を結ぶ特急・急行列車も運転されていたが、2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正で寝台特急「富士」「はやぶさ」が廃止されたのを最後に全廃された。, 九州各地を結ぶ夜行列車も運行されていたが、博多駅 - 西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)間ではこの区間で運転されていた特急「ドリームつばめ」が2004年(平成16年)3月の九州新幹線部分開業時に廃止され、博多駅 - 小倉駅間でも2011年(平成23年)3月の九州新幹線全線開業時に「ドリームにちりん」が廃止され消滅した。, 2011年3月12日のダイヤ改正で、川内駅 - 鹿児島中央駅間ではホームライナー号の特急格上げにより特急「川内エクスプレス」が運行開始された[11]が、2016年3月26日のダイヤ改正で廃止されている[12]。この2016年3月26日の改正では特急「九州横断特急」の熊本駅 - 人吉駅間、特急「くまがわ」の全列車が廃止され[12]、八代方面から豊肥本線に直通する特急がなくなっている。, 鹿児島本線で運転された過去の主な優等列車は以下の通り[13]。運転区間は最長のもので、〈〉内は鹿児島本線内の区間。詳細は、鹿児島本線の列車については前身の列車を含めて「有明 (列車)#鹿児島本線優等列車沿革」、東京方面との夜行列車は「東海道本線優等列車沿革」、京阪神方面との夜行・昼行列車は「山陽本線優等列車沿革」を参照のこと。, 門司港駅 - 荒尾駅間は北九州市・福岡市・久留米市・大牟田市・荒尾市の都市間輸送を担っていることもあり、快速・区間快速なども運行され、赤間駅・二日市駅などでは快速系統と普通列車の緩急接続が行われている。, 門司駅 - 小倉駅間には関門トンネルを通り山陽本線下関駅 - 門司駅間との間を直通する普通列車が1時間あたり3本程度運行されている。このうち一部の列車は鹿児島本線の博多方面や日豊本線との間を直通する。門司駅 - 下関駅間は直流電化であるため、下関駅発着の列車に関しては必ず交直両用の415系で運転される。国鉄時代は下関方面への直通列車の方が多かったが、JR発足後は交流専用の811系・813系の大量投入が進み、門司港駅発着列車が増加傾向にある。, 黒崎駅 - 折尾駅間では1893年(明治26年)に設置された短絡線を経由しての筑豊方面との直通運転も可能で、1991年(平成3年)からは、吉塚駅 - 博多駅間の三線化により篠栗線の全列車が博多駅に乗り入れできるようになったため、門司港駅 - 折尾駅間には福北ゆたか線として筑豊本線に直通し、さらに篠栗線を経て博多駅まで直通する列車もある。, 門司港駅 - 鳥栖駅間での両数は日中は普通・快速ともに1編成単独の3両編成(813系・817系3000番台)や4両編成(415系・811系)での運転もあるが、2編成を連結した6・7・8両編成での運転が多い。2020年3月14日のダイヤ改正まで12両編成(415系)の列車が存在していた。2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正で811系・813系の日豊本線においての運用が増加した関係で昼間での415系の運用が増加している。415系の運用は普通列車が中心で、快速列車の大半は813系・811系による運転である(415系で運転される快速列車は朝夕時間帯の一部列車のみ)。, 長崎本線・久大本線への特急列車も走る博多駅 - 鳥栖駅間は特急列車が1時間あたり最大4本運転されており、その合間を縫って快速・普通列車が運転される。この区間は2011年3月12日までは、1時間あたりの特急列車の本数は、普通列車の本数の倍もあり、待避専用の太宰府信号場まで設置されたが、九州新幹線全線開業後は、熊本方面の特急列車の大半が新幹線へ移行したため、特急列車の本数も減少し、ここでの通過待ちも減少した。なお、2011年3月からは、長崎方面の特急列車である「かもめ」には787系が投入され、1時間あたり1本増便された。, 2018年3月17日ダイヤ改正で門司港駅 - 荒尾駅間を直通運転する快速列車は大幅に減便された。日中の列車は区間快速列車が主体となり、小倉・博多方面からの快速・区間快速は最長で羽犬塚駅止まり(快速運転区間は最長で久留米駅まで)となった。, その特性上、この区間で事故やトラブルが発生した場合は、特急が乗り入れる先の各地の路線や、福北ゆたか線など影響が広域に波及しやすい。, 快速は、1時間におおむね1本が運転されている。快速の間に博多駅 - 福間駅間(2本)、博多駅 - 二日市駅間(1本)、博多駅以南(1本)で快速運転となる区間快速が運行され、快速列車の本数が最大となる福間駅 - 二日市駅間では3本が運行される。, 北九州側は基本的に小倉駅発着だが、朝夕には門司港駅発着の列車も運行される。博多駅以南では日中は久留米駅発着列車が1時間に1本運行される。久留米駅発着の列車は、鳥栖駅・久留米駅で八代駅発着の区間快速に接続するものもある。朝夕には大牟田駅・荒尾駅発着の列車も運行される。, 停車駅は右表の通り。朝ラッシュ時のみ一部の快速(平日上り1本・下り2本)が竹下駅・笹原駅にも停車する。このほかに9月中旬の放生会の期間には箱崎駅に、秋季の芦屋基地航空祭開催時には遠賀川駅に、九州産業大学の学校行事の際に九産大前駅に臨時停車する。, 快速は1961年(昭和36年)6月1日の電化時から運転されている。1972年(昭和47年)から1980年(昭和55年)までは特別快速も設定されていた。快速は当初、小倉駅 - 博多駅間のうち小倉駅 - 折尾駅間が各駅停車、折尾駅 - 博多駅間が原則ノンストップで、一部の快速は赤間駅、福間駅、香椎駅、吉塚駅にも停車していた。1972年(昭和47年)3月15日ダイヤ改正で新設された特別快速は当初小倉駅 - 博多駅間のうち戸畑駅・黒崎駅の2駅のみ停車し、小倉駅 - 博多駅間を最短55分と機関車牽引の客車寝台特急や気動車の急行列車より速い所要時分で結んでいた。車両については一部の急行間合い運用を除き快速・普通と同じ421・423・415系であった。また、特別快速が運行されている当時の快速は現在の停車パターンに近いものであり、福工大前駅(当時は筑前新宮駅)・吉塚駅を通過し、枝光駅・海老津駅に停車するほかは、当時の未開業駅を除く現在の快速と同じ停車駅で、戸畑駅 - 折尾駅間と海老津駅 - 古賀駅間は1978年(昭和53年)10月2日の東福間駅開業時までそれぞれ5駅連続で停車、当時開業していた17駅中11駅(1978年10月2日の東福間駅の開業と同時に吉塚駅が停車駅に加えられたため、以降は18駅中12駅)に停車していた。特別快速は1975年(昭和50年)3月10日ダイヤ改正で停車駅に八幡駅と折尾駅が加わり4駅停車となり、小倉駅 - 博多駅間の所要時間は最短57分となった。1980年(昭和55年)10月1日ダイヤ改正で特別快速を廃止し、快速は特別快速の停車駅に赤間駅と香椎駅を加え途中6駅停車とした快速に変更されたが、民営化後は福岡都市圏を中心に利用者の多い駅の乗車機会の増加や、中距離客の特急誘導を図るため停車駅が次々と加えられ、現在の停車駅数は種別整理前の快速を上回る13 - 15駅となっている。, かつては日中時間帯は毎時3本運行されていたが、2004年3月13日ダイヤ改正で毎時1本が準快速(当時)に置き換えられ毎時2本に削減された。さらに2018年3月17日ダイヤ改正で区間快速が新設された影響により毎時1本に削減された。, 2020年3月14日ダイヤ改正より、平日朝、BEC819系による香椎線からの直通列車が西戸崎駅 - 博多駅間に設定され、香椎線内各駅停車・鹿児島本線内快速(実質、箱崎駅のみ通過)で運行されている。, 2018年(平成30年)3月17日のダイヤ改正で新設された種別で、一部の区間が各駅停車となっている快速列車である。日中は福間駅 - 博多駅間が主要駅停車となる列車が1時間あたり2本、博多駅 - 二日市駅間が主要駅停車となる列車が1時間あたり1本、博多駅 - 久留米駅間が主要駅停車となる列車が1時間あたり1本運行されている。また、鳥栖駅を発着し、大牟田駅まで主要駅停車の上、熊本方面へ乗り入れる列車が1時間あたり1本運行されている。鳥栖駅・久留米駅では博多駅方面の快速・区間快速と接続するものもある。早朝・朝夕・深夜はこれ以外の区間が主要駅停車となる列車も運行されている。, 北九州市内区間では1時間あたり小倉駅・門司港駅 - 折尾駅間の普通列車が1本、筑豊本線・篠栗線(福北ゆたか線)経由直方駅・博多駅発着の列車が1本運行されている。この区間で各駅に停車する区間快速(福間駅 - 博多駅間快速)とあわせて実質3-4本の各駅停車が運行されている。なお、折尾駅と周辺の大改造工事による影響で、日中福北ゆたか線直接乗り入れの列車が姿を消し、赤間駅経由の博多駅以南と直通する列車に置き換えられた[11]。, 折尾駅 - 福間駅間には、博多駅 - 海老津駅間各駅停車の区間快速が設定されている。, 博多駅を挟む区間ではおおむね1時間あたり2 - 3本が確保されており、区間快速の各駅停車区間と併せて運転されている。博多駅 - 吉塚駅間には朝に上り吉塚行きが1本のみ783系みどり・ハウステンボス編成で運行されている(佐賀発で博多駅まで特急「かもめ」として運行。自由席グリーン車連結で券は車内販売)。山陽本線下関駅や長崎本線・佐世保線との直通列車も設定されている。, 鳥栖駅 - 荒尾駅間では熊本駅または八代駅までの列車が1時間あたり1本運行されている。2011年3月11日までは1時間あたり2本が運行されていたが、快速の増便に伴い1本削減された。小倉駅 - 折尾駅間(福北ゆたか線直通に限る)、鳥栖駅 - 荒尾駅間ではワンマン運転(都市型ワンマン)を行っている。また、鳥栖駅始発の久大本線直通列車が朝に1本、設定されている(キハ220系)。, 2004年(平成16年)3月13日のダイヤ改正でそれまでの快速の一部を種別変更する形で運行開始された。朝・深夜を除き、1時間あたり1本が運行される。小倉駅 - 福間駅間は各駅に停車する。それ以外の区間は快速とほぼ同様の運行形態である。, 設定当初は赤間駅 - 折尾駅間各駅停車で日中のみの運行であったが、2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正で夕方・夜間にも運行されるようになった。, 2011年3月12日のダイヤ改正からは日中の運行が廃止され、代替として小倉駅 - 福間駅間各駅停車の快速が運行される[11]。併せて日中は福北ゆたか線に直接乗り入れる列車も無くなり、折尾駅での乗り換えとなった。, 2014年3月15日のダイヤ改正からは、朝夕ラッシュ時中心の運行となった旧・準快速を小倉駅 - 福間駅間各駅停車に変更し、小倉駅 - 福間駅間各駅停車の快速を準快速に改称して統合した。案内上は、上り列車の場合は福間駅から「普通」に、下り列車の場合は福間駅から「快速」に切り替えて運行されていた。, 2018年3月17日のダイヤ改正をもって福岡地区の輸送体系が見直しとなり、準快速は区間快速に置き換えられて廃止された[21]。このダイヤ改正まで「準快速」という種別の列車を運行する鉄道事業者は、日本全国でもJR九州のみとなっていた[22]。, 以下に示すダイヤパターンは2018年3月17日改正時点の博多 - 小倉間の昼時間帯の平均的なパターンで、早朝・深夜は大きく異なる。, 2018年7月14日改正ダイヤの日中の各区間における1時間あたりの平均的運転本数は以下の通り。, 福岡市と大牟田市の間では鹿児島本線に並行して西日本鉄道(西鉄)の天神大牟田線が敷かれている。西鉄を利用した場合、福岡市の中心部である天神へ直接行くことができる。また、西鉄特急は特別料金が不要で、普通乗車券もしくは定期乗車券のみで乗車することができる。これに対し、長崎本線・久大本線への直通列車を除いた博多以南のJR線は、概して天神大牟田線より運行本数が少なく、運賃も福岡 - 久留米間や福岡 - 大牟田間などでは天神大牟田線に比べて割高で、所要時間も西鉄特急と比べて長いなど、もともと利便性の面でやや不利な状況であった。さらに、2018年3月17日のダイヤ改正で福間駅 - 二日市駅間以外の快速運転列車が大幅に削減され、特に久留米以南では日中の博多方面との直通列車がなくなったため、利便性の低下が顕著となった。また、JRと西鉄で別々の場所に中心となる駅が設けられている都市の場合、西鉄の駅の方が概ね栄えた場所に位置し、乗降客数も西鉄駅の方がJR駅を上回ることが多い。, 本路線と西鉄天神大牟田線は、大牟田駅以外では同居駅は存在しない。このため、両路線の相互の乗り換えの利便性はあまり良くないが、駅が近接している例も多く、徒歩で乗り換えが可能な場合もある。1km以内で往来できる駅を以下に挙げる。左側がJR駅、右側が西鉄駅である。, 主に福岡市南部(南区、博多区)や筑紫地域、及び大牟田市内において、鹿児島本線と天神大牟田線が近接している。, 博多駅 - 薬院駅間、JR二日市駅 - 西鉄二日市駅・紫駅間、JR久留米駅 - 西鉄久留米駅間はそれぞれ1.5km前後の距離があるが、路線バスが頻発しており、路線バスを利用すれば10分前後で移動できる。, また、笹原駅 - 南福岡駅間や久留米駅 - 荒木駅間では両線が交差しており、両線の接続駅を設ける提案が出されたこともあるが[23]、費用や用地、近隣駅との距離関係などの問題があるため具体化には至っていない。, 一方、2007年(平成19年)までは、福岡市と福津市との間でも、鹿児島本線と西鉄宮地岳線(現在の貝塚線)が並行していた。しかし、西鉄宮地岳線の線路規格が低規格であることや鹿児島本線で新駅の設置や列車増発などが行われたことから、西鉄宮地岳線の利用者数が減少し、西鉄新宮駅 - 津屋崎駅間が同年3月をもって廃線となった。以後は、福岡市から新宮町までの区間で鹿児島本線と西鉄貝塚線が並行して存在している。この区間では、JR千早駅と西鉄千早駅が同一駅舎内に存在、香椎駅と西鉄香椎駅は約200mの位置に存在する。, 福岡市 - 宗像市・北九州市間では西鉄バス路線との競合も見られる。こちらのバスはJR駅に隣接の停留所からの利用は少なく、JRの駅から遠い住宅地から都心部への需要の集合を主とし、鹿児島本線を補完するニッチ産業的輸送形態と言え[24]、中心的存在を担いうる鉄道(天神大牟田線系統)とは対照をなす形となっている。, 北九州市においては軌道線(路面電車)の西鉄北九州線が門司区と八幡西区との間(門司港駅 - 折尾駅間)で鹿児島本線と並行していたが、2000年(平成12年)までに順次廃止され、現存しない。, 熊本県内の地域輸送を担う区間で、主に815系や817系による2両編成でワンマン運転を実施しているが、朝と夕方の時間帯を運行する列車や、博多方面への直通列車は415系4両編成で運転されており、車掌が乗務する列車もある。なお、ワンマン列車でも運転扱いを行わず、特別改札や乗客への案内を行うために車掌が乗務する場合がある。日中の普通列車は、これまでは銀水駅または鳥栖駅まで乗り入れ、一部は荒尾駅で博多方面の快速列車と接続するダイヤになっていた。2018年3月17日のダイヤ改正からは、博多方面の快速が久留米駅止まりとなる代わりに日中の銀水駅発着列車が区間快速(銀水は通過、大牟田以南は各駅に停車)として鳥栖駅まで運転され、博多方面の快速と熊本方面の区間快速が久留米駅または鳥栖駅で接続するようになった。運行本数は1時間あたり1 - 3本となっている。このほか熊本駅 - 宇土駅間には三角線直通の気動車による普通列車も1時間あたり1本程度走っており、新八代駅 - 八代駅間には肥薩線・肥薩おれんじ鉄道線と直通する普通列車もあり、この区間では毎時3本程度となる。, 特急列車は熊本駅 - 八代駅間に肥薩線直通特急の観光特急「かわせみ やませみ」が3往復(1・2号を除き全車指定席)、「いさぶろう・しんぺい」が1往復運行される。このほか、土休日や夏休み・冬休みなどの時期にかぎり、特急「A列車で行こう」が熊本駅から宇土駅を経由し、三角線の三角駅まで運転される[25]。, 九州新幹線全線開業後は、それまでの最終列車発時刻の繰り下げにより熊本発午前0時台の八代行き普通列車が新設された。, 2000年3月11日ダイヤ改正から、日中の一部の普通列車が田原坂駅と西里駅を通過していた。2003年3月15日ダイヤ改正より、西里駅に再び普通列車全列車が停車するようになった。2011年3月11日ダイヤ改正で田原坂駅を通過する普通列車が快速「くまもとライナー」に格上げされたため、田原坂駅を通過する普通列車は事実上消滅したが、2015年3月14日のダイヤ改正で「くまもとライナー」が廃止され、田原坂駅を通過する普通列車が復活した。2018年3月17日ダイヤ改正で、区間快速を含むすべての普通列車が再び田原坂駅に停車するようになった。, ワンマン運転の普通列車(2両編成)の乗車方法について、2006年(平成18年)3月17日まで有人駅での営業時間外の停車時および無人駅に関しては、前の車両のドアのみ開き(中扉は開かず・後ろ乗り前降り)、乗車時には整理券を取り、下車時には運賃・乗車券とともに運転士に渡す必要があったが、翌3月18日のダイヤ改正後より、すべての駅で列車のホーム側のすべてのドアから乗り降りできるようになった。, 熊本駅 - 八代駅間でキハ40形・キハ47形による快速列車が朝に上り1本のみ運行されている。途中停車駅は新八代駅のみ。元は肥薩線から乗り入れる快速列車であったが、2018年3月17日のダイヤ改正で肥薩線内の運転が取りやめとなった[26]。肥薩線乗り入れ快速列車のほとんどが、2017年3月4日の改正で新設された特急「かわせみ やませみ」に置き換えられ、「いさぶろう・しんぺい」の熊本駅 - 人吉駅間が特急化されたため、下りの定期快速は消滅した[25]。また、臨時快速として8620形蒸気機関車による「SL人吉」が設定されているが、乗車にはSL指定券が必要である。, 1980年(昭和55年)10月1日から1989年(平成元年)3月10日までの間、博多駅発着で肥薩線直通の急行「くまがわ」が博多駅 - 熊本駅間を快速列車として運転していたことがあり、荒尾駅 - 熊本駅間では途中長洲駅・玉名駅・木葉駅・植木駅・上熊本駅に停車していた(木葉駅は当初通過で途中から停車駅に追加。また博多駅 - 荒尾駅間は当時の快速電車と異なり、南福岡駅と基山駅を通過していた)。, 2011年3月12日のダイヤ改正で、田原坂駅を通過する普通列車を格上げする形で快速「くまもとライナー」が運行を開始した。荒尾駅以南においては長洲駅・玉名駅・木葉駅と、植木駅以南の各駅に停車し(荒尾駅 - 植木駅間の停車駅は前述の快速「くまがわ」停車駅と同じ。西里駅には2014年3月15日から停車[27])、大牟田駅または荒尾駅で、博多方面の快速と接続していた[11]。大牟田駅 - 熊本駅間の所要時間は普通列車に比べ約5分短縮されたが、田原坂駅に加えて快速通過駅となった南荒尾駅・大野下駅・肥後伊倉駅は実質1時間あたり1本に減便となった。2015年3月14日のダイヤ改正で「くまもとライナー」は廃止され普通列車に戻された[28][29]。, また、肥薩おれんじ鉄道線直通の快速「スーパーおれんじ」が土日祝日などに熊本駅 - 出水駅間で2往復、肥薩おれんじ鉄道に所属する1両編成の気動車で運転されており、熊本駅 - 八代駅間はノンストップで運行していたが、2019年3月16日のダイヤ改正で八代駅発着となり、当線内での運行がなくなった[30]。, 鹿児島都市圏の地域輸送を担う区間で、普通列車は約8割が817系によるワンマン運転で、朝夕は415系あるいは817系の2編成連結による車掌乗務列車も数本運転される。なお、ワンマン列車でも運転扱いを行わず、特別改札や乗客への案内を行うために車掌が乗務する場合がある。, 昼間は1時間あたり鹿児島中央駅 - 川内駅間の直通が1本(時間帯により2時間近く開く場合あり)、鹿児島中央駅 - 伊集院駅間は区間運転を含めて2本程度運行されている。朝夕の通勤通学時間帯は串木野駅折り返し列車も運転され、1時間あたり鹿児島中央駅 - 串木野駅・川内駅間で2 - 3本程度、鹿児島中央駅 - 伊集院駅間では3 - 4本程度運行されている。多くの列車は鹿児島中央駅発着となっているが、鹿児島駅発着列車や日豊本線国分駅・都城駅・宮崎駅発着の設定もある。川内駅 - 隈之城駅間には肥薩おれんじ鉄道線から直通する普通列車が設定されている。, 九州新幹線開業後、串木野駅 - 川内駅間は普通列車に限り日中の本数は半減(全体の本数も若干減っている)したものの、その分夜間・深夜の運転本数が増えた(川内発最終列車開業前21時台半ば→開業後23時台後半)。最終列車の川内終着時刻は特急「ドリームつばめ」を除き、九州新幹線開業以前まで日付を跨ぐことはなかった(川内駅終着時刻:開業前23時54分→開業当時0時30分、2019年6月現在0時41分)。鹿児島中央駅からの串木野駅折り返し列車は九州新幹線開業後に新設された。, ワンマン運転の普通列車(2両編成)の乗車方法であるが、2006年(平成18年)3月17日まで有人駅での営業時間外の停車時および無人駅に関しては、前の車両のドアのみ開き(中扉は開かず・後ろ乗り前降り)、乗車時には整理券を取り、下車時には乗車券等を整理券とともに運転士に渡す必要があったが、翌3月18日のダイヤ改正後より、すべての駅で列車のホーム側のすべてのドアから乗り降りできる都市型ワンマンになった。, 特急「ドリームつばめ」廃止時に、代替として鹿児島中央発最終の川内行き快速列車(当初は途中伊集院駅までの各駅と湯之元駅、串木野駅に停車。鹿児島中央23:50発、川内終着0:30。後に市来駅が停車駅に加わり、川内終着0:33に変更。)が設定されたが、2007年3月18日の改正で各駅に停車する普通列車に変更された。, 2011年3月12日改正では従来運行されていた「さわやかライナー」・「ホームライナー」が特急に格上げされ「川内エクスプレス」となり[11]特急列車が復活したが、2016年3月26日改正で廃止された。また、2008年3月15日のダイヤ改正から肥薩おれんじ鉄道線直通の快速「オーシャンライナーさつま」が土日祝日や多客期に2往復(出水駅 - 鹿児島中央駅間)、肥薩おれんじ鉄道に所属する1両編成の気動車で運転されていたが、こちらも2019年3月16日のダイヤ改正で川内駅発着となり、当線内での運行がなくなった[30]。以降はすべての旅客列車が各駅停車の普通列車となっている。, この区間は路線名称上は鹿児島本線であるが、運転系統上の基点が鹿児島中央駅に置かれており、実質的に日豊本線の一部として運転が行われている。詳細は「日豊本線#都城駅 - 鹿児島駅・鹿児島中央駅間」を参照のこと。, 肥薩おれんじ鉄道線や千早操車場 - 福岡貨物ターミナル駅間の貨物支線を含む全線で、多くの貨物列車が運行されている。大半の列車がコンテナ車で編成された高速貨物列車であるが、かつては北九州貨物ターミナル駅 - 黒崎駅間に化学薬品輸送用タンク車等を連結可能な専用貨物列車も運行されていた[31]。牽引機関車は、EH500形電気機関車(幡生操車場 - 福岡貨物ターミナル駅間のみ)やED76形電気機関車、EF81形電気機関車である。, 線内の貨物列車の発着駅は、北九州貨物ターミナル駅・黒崎駅・福岡貨物ターミナル駅・鳥栖貨物ターミナル駅・大牟田駅・熊本駅・八代駅・川内駅・鹿児島貨物ターミナル駅。, 門司港駅 - 八代駅間は九州鉄道により開業した。九州初の鉄道として博多駅 - 千歳川仮駅(筑後川北岸)間が1889年(明治22年)に開業し順次東と南へ延伸され1896年(明治29年)に八代駅に達した。, 八代駅 - 鹿児島駅間は、当初国防上の理由もあり最短経路である人吉経由(現在の肥薩線経由)の路線が人吉本線および鹿児島本線を名乗ったが1927年(昭和2年)に川内経由の路線が全通するとこちらが鹿児島本線となった。, 九州新幹線が2004年(平成16年)に部分開業し、八代駅 - 川内駅間が肥薩おれんじ鉄道に移管された。, 八代駅 (232.3km) - 肥後高田駅 - 日奈久駅(現在の日奈久温泉駅) - 肥後二見駅 - 上田浦駅 - 肥後田浦駅 - 海浦駅 - 佐敷駅 - 湯浦駅 - 津奈木駅 - 初野信号場(現在の新水俣駅) - 水俣駅 (281.9km) - 袋駅 - 米ノ津駅 - 出水駅 (297.9km) - 西出水駅 - 高尾野駅 - 野田郷駅 - 折口駅 - 赤瀬川信号場 - 阿久根駅 (318.5km) - 牛ノ浜駅 - 薩摩大川駅 - 西方駅 - 薩摩高城駅 - 草道駅 - 上川内駅 - 川内駅 (349.2km), 経営移管前の当該区間における運行形態は、全区間を通して特急つばめが毎時1本、普通列車が当該区間中ほどの水俣駅または出水駅で分断し、八代・川内各方面とも1 - 3時間に1本の運転だった。八代側には八代 - 日奈久(当時)・佐敷・水俣、水俣 - 出水・西鹿児島(当時)、川内側には上川内始発の西鹿児島行きの区間便も存在した。, 長崎本線・久大本線・豊肥本線・肥薩線に直通する特急・急行・準急列車の沿革については、それぞれ「, 下関駅からの列車が、一部を除いて小倉駅方面に乗り入れる。また、山陽本線に制定された路線記号及び駅ナンバリングは、小倉駅を起点としている。, 今尾恵介・原武史(監修)『日本鉄道旅行歴史地図帳』4号 東京(新潮社、2010年)、同9号 大阪(新潮社、2011年)、同11号 中国四国(新潮社、2011年)、同12号 九州沖縄(新潮社、2011年), http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/850ea6201a3798d949257a7e00384307?OpenDocument, 訪日外国人のお客さまに、安心してご利用いただけるご案内を目指します!北部九州エリア157駅に「駅ナンバリング」を導入します, 本州〜九州ルートの「拠点」が大正の姿に! 門司港駅がグランドオープン(写真54枚), 「昭和2年鉄道省告示第240号、鹿兒島本線湯浦水俣間鐵道運輸營業開始」『官報』1927年10月8日, 「昭和2年鉄道省告示第239号、國有鐵道線路名稱中改正」『官報』1927年10月8日, 「昭和2年鉄道省告示第208号、川内本線武停車場改稱」『官報』1927年9月14日, http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/12/15/171215NewsRelease_honsha.pdf, 新型車両を投入し、通勤・通学をより快適にします ダイヤをよりわかりやすく利用しやすくします, https://web.archive.org/web/20200917003403/https://mainichi.jp/articles/20200916/k00/00m/040/244000c, https://web.archive.org/web/20200918112340/https://www.nishinippon.co.jp/item/n/645259/, https://web.archive.org/web/20201016072634/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/10/16/201016kaizuka_sineki.pdf, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=鹿児島本線&oldid=81754148, 門司駅 - 折尾駅間(小倉駅 - 黒崎駅間が貨客分離、黒崎駅 - 折尾駅間は福北ゆたか線用の単線が別にある), あかつき:新大阪駅 - 〈門司駅 - 鳥栖駅〉 - 長崎駅・佐世保駅間(1975年から。廃止時点では京都駅 - 長崎駅間), きりしま(寝台特急):京都駅 - 〈門司駅 - 西鹿児島駅〉間(廃止時点では新大阪駅 - 西鹿児島駅間), ゆふいんの森:〈博多駅 - 小倉駅〉 - 大分駅 ・久大本線 由布院駅間 (2017年7月15日 - 2018年7月12日), 7月1日:小倉駅 - 戸畑駅 - 黒崎駅間が複線化され人吉線に編入。小倉駅 - 大蔵駅 - 黒崎駅間は, 11月:遠賀川駅 - 赤間駅間を城山トンネル経由に切り換え、峠越えの旧線および城山信号所を廃止。この区間の複線化が予定されていたためトンネルは当時の複線規格で作られた。その後城山峠以南の旧線用地は, 11月21日:人吉駅 - 吉松駅間が開業。門司駅※ - 人吉駅 - 鹿児島駅間が鹿児島本線となる。, 4月1日:門司駅を門司港駅に、大里駅を門司駅に、矢部川駅を瀬高町駅に改称。これまでの門司港駅(貨物駅)を門司埠頭駅に改称。貨物支線 門司駅 - 小森江操車場間が廃止(門司駅に統合)。, 7月20日:黒崎駅 - 折尾駅間(現在の陣原駅 - 折尾駅間)に陣ノ原仮信号場が開設。, 10月1日:木葉駅 - 植木駅間に田原坂信号場、植木駅 - 上熊本駅間に西里信号場が開設。, 12月10日:黒崎駅 - 折尾駅間(現在の黒崎駅 - 陣原駅間)に陣ノ原仮信号場が開設。, 10月1日:戸畑駅 - 枝光駅間に牧山トンネルが開通。上戸畑信号場 - 八幡駅間が複々線化され、門司駅 - 折尾駅間の複々線化が完成。, 9月28日:植木駅 - 西里駅間が複線化により久留米駅 - 熊本駅 - 川尻駅間の複線化工事完工。, 2月1日:貨物支線 鹿児島駅 - 鹿児島港駅間が廃止。東折尾駅(貨物)を廃止し東折尾信号場に変更。, 3月10日:けやき台駅が開業。博多駅 - 八代駅間の営業最高速度を130km/hに引上げ, 10月1日:門司港駅 - 外浜駅間の貨物支線が休止。2003年3月より列車は運行されていなかった。, 12月22日:スマートフォンアプリ「JR九州アプリ」内の列車位置情報システム「どれどれ」運用開始により、リアルタイムの列車位置情報が配信開始, 前日をもって、415系による12両編成の快速列車の運転を終了。821系9両編成と前述のBEC819系4両編成に置き換え。, 7月20日:川内駅 - 隈之城駅間が運転再開。不通区間は隈之城駅 - 鹿児島中央駅間となる, 7月27日:串木野駅 - 鹿児島中央駅間が運転再開。不通区間は隈之城駅 - 串木野駅間となる, (貨)北九州貨物ターミナル駅および(貨)熊本駅の営業キロはJR貨物が独自に使用するものであり、正式な営業キロはそれぞれ門司駅、熊本駅と同一。, 駅名 …(貨):貨物専用駅、◆・◇・■:貨物取扱駅(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし、■は, 区間快速…列車ごとに指定された区間では快速と同じ停車駅に停車、それ以外の区間ではすべての旅客駅に停車。, 快速…●印の駅は全列車停車、▲印の駅は列車・時間帯により停車、|印の駅は全列車通過。, JR九州鉄道営業の業務委託駅:長洲駅、玉名駅、崇城大学前駅、上熊本駅、川尻駅、宇土駅、松橋駅、小川駅、新八代駅、八代駅, ※:門司港駅からの累計営業キロは、八代駅 - 川内駅間の経営分離前に使われていたもの(神村学園前駅・広木駅は当時未開業)。, ( ) 内の数値はJR時代(1999年以降)に使用されていた門司港駅からの営業キロ(主要駅のみ記載), 川島令三編著『四国・九州ライン - 全線・全駅・全配線』4 福岡エリア、講談社、2013年。, 川島令三編著『四国・九州ライン - 全線・全駅・全配線』6 熊本・大分エリア、講談社、2013年。, 川島令三編著『四国・九州ライン - 全線・全駅・全配線』7 宮崎・鹿児島・沖縄エリア、講談社、2013年。.
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