『孤狼の血』 といえば小説で非常に話題となった作品です。 作者の柚月裕子さんで他にも 『検事の本懐』、『最後の証人』 など刑事サスペンスのジャンルでは非常に有名な方だと思います。. 2018.05.22. 映画『孤狼の血』原作者・柚月裕子インタビュー「四拍子揃ったすごい映画になると確信」 この記事では、本書のあらすじや個人的な感想を書いています。 核心部のネタバレは避けますが、未読の方はご注 … 孤狼の血 ネタバレ 小説 . 映画「孤狼の血」は同名小説を原作としたヤクザ映画です。本作は豪華キャストの起用が大きな話題を呼んだ北野武監督映画「アウトレイジ」シリーズに対する東映からの回答ともいうべき作品で、1988年の広島を舞台に暴力団の抗争を防ぐべく命懸けで奔走する刑事たちの姿が描かれています。, 本作の原作となった同名小説の著者・柚木裕子は執筆にあたって東映実録路線の傑作「県警対組織暴力」から大きな影響を受けたことを公言しており、映画「孤狼の血」もまた1970年代に隆盛をきわめた実録ヤクザ映画の系譜につらなる作品であるといっても過言ではありません。, 今回は「孤狼の血」の詳細なあらすじと主要登場人物の設定、孤狼の血の世界をより深く楽しむための小ネタの数々をご紹介していきます。, 昭和49年、呉原市の暴力団・尾谷組に広島市に拠点を置く五十子会が抗争を仕掛けた。両者は多数の死傷者を出し、報復合戦が繰り返されるなど抗争は泥沼の様相を呈したが、尾谷組々長・尾谷憲次の逮捕をもって勝者なき終結を迎えた。, それから14年、五十子会の下部組織である加古村組が尾谷組の残党に牙を剥いたことを発端に、呉原市に新たな抗争の火種が燻りはじめる。, 同じ頃、加古村組のフロント企業である呉原金融の経理・上早稲二郎が失踪するという事件が発生し、事件に加古村組が関わっているとみた呉原東署捜査二課暴力団係が捜査にあたることとなる。, 呉原東署捜査二課暴力団係の班長である大上章吾直属の部下として配属された日岡秀一は、上早稲失踪事件に関する情報を収集するため、配属早々に加古村組々員・苗代広行と命懸けの喧嘩を演じさせられる。, 一方、加古村組は尾谷組の縄張りを荒らしまわり尾谷組を挑発するが、十年の懲役をちらつかせても口を割らない苗代の様子から上早稲の失踪の背後に大きな陰謀の匂いを嗅ぎつけた大上は、加古村組と敵対関係にある尾谷組の事務所を訪れ、若頭である一ノ瀬守孝に加古村組との揉め事を避けるよう言い含める。, 五十子会々長・正平の兄弟分にして右翼団体である全日本祖國救済同盟の主催・瀧井銀次から拉致現場の旅館に関する情報を得た大上は、放火並びに窃盗という違法な手段で事件の証拠となるビデオテープの入手を試みる。日岡は警察官にあるまじき大上の行動を阻止しようとするが、誤って大上を殴り倒してしまった引け目からビデオテープの窃盗に手を染め、証拠の入手に貢献する。, ある夜、クラブ梨子でのトラブルをきっかけに加古村組々員が尾谷組々員を射殺するという事件が発生し、その報復として加古村組事務所に銃弾を撃ちこんだ尾谷組々員を日岡が現行犯逮捕する。大上は加古村組と尾谷組の抗争を阻止するべく鳥取刑務所に服役する尾谷憲次の許を訪れ、三日という期限付きで加古村組との抗争を先延ばしする約束を取り付ける。, 三日以内に加古村組が上早稲の失踪に関与している決定的な証拠を集めることを余儀なくされた大上は、クラブ梨子のママ・高木里佳子の協力を得て加古村組々員である吉田滋を拉致し、加古村組が上早稲を拉致・殺害に関与しているという決定的な情報を得る。さらに殺害の現場となった養豚農家を訪れて養豚農家の息子で加古村組準構成員と見られる男に拷問紛いの尋問を加え、ある無人島に上早稲の遺体を遺棄したことを聞き出す。, 尾谷組との約束期限ギリギリに上早稲の遺体を発見した呉原東署は苗代ら加古村組々員を指名手配するが、大上は安芸新聞の記者・高坂隆文のリークにより14年前の殺害事件への関与を疑われ、自宅謹慎を命じられてしまう。大上の謹慎処分に激昂した尾谷組は大上の不在を理由に約束を反故、加古村組に抗争を仕掛ける。, 大上は謹慎を破って五十子会々長・五十子正平の許を訪ね、条件つきで手打ちの約束を取り付けるが、尾谷組若頭である一ノ瀬はこの条件を拒否、獄中の尾谷憲次にも断られてしまう。尾谷組と加古村組の抗争をなんとしても阻止したい大上は単身で五十子会の許を訪ね、そのまま行方不明となる。, 大上の身を案じた日岡は大上と親交の深い瀧井銀次、高木里佳子に協力を仰ぎ、そこで大上の本性と警察官の弱味を記したノートの存在、14年前の殺人事件の真相を知らされる。, 大上が溺死体で発見され、腹部に多数の刺し傷があるにもかかわらず遺体からアルコールと睡眠薬が検出されたことから警察は大上の死を事故と発表・処理される。五十子会の関与を確信した日岡は単身で善田親子が経営する養豚場を訪れ、現場で大上が愛用していた狼のジッポを発見する。, 大上の意思を継ぐことを決意した日岡は瀧井に協力を仰ぎ、仁正会が主催するイベントの会場で尾谷組に五十子会を襲撃させる計画を立てる。五十子正平が会場のトイレに入ったタイミングで一ノ瀬ら尾谷組々員を会場に招き入れて一ノ瀬に五十子を殺害させ、イベントに出席していた県警監査官室の上司・嵯峨大輔を瀧井の手引きで会場から逃げさせる。, 他の暴力団係の刑事と共に会場に乗りこんだ日岡は五十子殺害の実行犯である一ノ瀬を現行犯逮捕、会場から逃げたことをネタに嵯峨を脅迫し、暴力団係の刑事として呉原東署に残ることを要求する。後日、大上の墓前で岡田桃子に再開した日岡は桃子が大上の差金であったことを知り、苦笑しながら大上の遺品である狼のジッポで煙草に火を点す。, 広島県警呉原東署捜査二課暴力団係の巡査にして本作の主人公。呉原東署随一の悪徳刑事と名高い大上の部下として暴力団の取締にあたる一方で、広島県警監査官室の密偵として大上の身辺調査をおこなう。当初は違法捜査を厭わない大上の手法を非難していたが、やがて大上の意思を継ぎ、大上顔負けの苛烈な手段で暴力団の取締にあたる。, 呉原東署捜査二課暴力団係の班長。日岡が県警監査官室の内偵であることを知りながら、上司としてマル暴のノウハウを一から叩きこむ。ヤクザ顔負けの言動と苛烈な捜査手法から地元のヤクザに恐れられる悪徳刑事で、ヤクザから賄賂を受け取るなどヤクザと癒着しているかのように見えるが、その実はヤクザを忌み嫌い、健全な市民の安全をなにより願っている。, 尾谷組若頭にして劇中随一の男前。獄中の尾谷組々長に代わって尾谷組を取り仕切っている。イケイケの武闘派ヤクザで、若頭という身分にもかかわらず敵対する五十子会々長を襲撃した際には自ら五十子を殺害し、さらにドスで生首を切断するという猟奇性を発揮した。, 尾谷組々長。非常に人望が厚く、五十子会との抗争で入獄して以降も獄中から一ノ瀬に尾谷組の指針を示している。, 仁正会系五十子会々長。尾谷組とは長らく敵対関係にあり、下部組織である加古村組を利用して尾谷組を挑発し、抗争に乗じて縄張りを横取りしようと目論んでいる。弟分にあたる瀧井銀次の手引きで尾谷組の襲撃を受け、斬殺される。, 仁正会系加古村組々長。一見すると物静かだが、その実は愚連隊上がりのバリバリの武闘派ヤクザ。五十子会の手先として組員らに尾谷組の縄張りを荒らしまわらせ、抗争の火種を作った。, 加古村組若頭として、ならず者揃いの加古村組構成員らをまとめ上げる影の実力者。養豚場で上早稲をリンチする際に豚の糞を無理やり食わせるなど残虐性は高い。, 加古村組若衆にして喧嘩自慢の武闘派ヤクザ。上早稲二郎の拉致・殺害の実行犯として指名手配され逃亡するが、コンパニオンと乱痴気騒ぎを繰り広げているところを警察に踏みこまれ、逮捕される。, 加古村組若衆。イケイケの武闘派ヤクザだが、大上の拷問紛いの尋問に心を折られて上早稲二郎殺害の真相を告白し、広島から姿を眩ませる。, イカしたリーゼントのシャブ中。加古村組々員の友人の頼みで父親が経営する養豚場を加古村組に提供する。大上殺害に手を貸したことをきっかけに正式な加古村組々員となるが、激昂した日岡に激しい殴打を受け瀕死の重傷を負う。, 仁正会系瀧井組々長にして全日本祖國救済同盟の主催。女癖が非常に悪く、浮気がバレて妻に殺されそうになっているところを大上に助けられる。大上とは堅い信頼関係で結ばれており、大上の死後は大上の意思を継いだ日岡に協力し、尾谷組が五十子を襲撃する舞台を整えた。, 仁正会系加古村組のフロント企業である呉原金融の経理。カタギであるにもかかわらず、気弱であるが故に加古村組員らの使いこみの濡れ衣を着せられ、殺害されてしまう。, 広島県警監査官室の警視。直属の部下である日岡に大上の内偵を任命して大上に握られている弱みを揉み消そうとするが、大上に感化した日岡に裏切られ、日岡にまで弱味を握られてしまう。, クラブ梨子のママ。過去の殺人罪を揉み消してもらったことに恩義を感じ、大上を影ながらサポートする。, 暴力団員である夫の暴力に困っていたところを大上に助けられ、里佳子と同様に大上のサポーターとなる。日岡が密偵であることを疑った大上の差金として日岡の傷の手当をし、男女の仲となる。, 小説「虎狼の血」の著者である柚木裕子は本作を執筆するにあたって、「仁義なき戦い」をはじめとする東映実録路線の映画から多大な影響を受けたことを公言しています。, 特に悪徳警官とヤクザの癒着を描いた実録映画の傑作「県警対組織暴力」は本作に大きな影響を与えており、演出面では「仁義なき戦い」のオマージュが多く見受けられるものの、基本的なコンセプトや世界観において「県警対組織暴力」が下敷きになっていることは明らかです。, たとえば大上章吾の人物造形は菅原文太演じる久能徳松に酷似していますし、一ノ瀬守孝は「県警対組織暴力」でいうところの広谷賢次、主人公である日岡秀一の潔癖な態度は海田昭一を彷彿とさせます。, 「孤狼の血」のルーツに触れたいという方は、是非「県警対組織暴力」と「仁義なき戦い」シリーズを鑑賞してみてください。. スポンサーリンク. 昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。飢えた狼のごとく強引に違法捜査を繰り返す大上に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて金融会社社員失踪事件を皮切りに、暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが…。正義とは何か。血湧き肉躍る、男たちの闘いがはじまる。, 警察小説は専門的な用語や世界観がたくさんあり、執筆することが容易でないことは読んでいるだけで分かります。, しかし、柚月裕子さんは女性でありながら男性社会の象徴のような警察、ヤクザの世界を見事に描いてくれました。, 映画『孤狼の血』原作者・柚月裕子インタビュー「四拍子揃ったすごい映画になると確信」, 遣り甲斐のある仕事に意気込む日岡でしたが、コンビを組むことになった上司の大上章吾は警察官とは思えない男でした。, 赴任初日、日岡にわざとヤクザに因縁をつけさせ、弱みを握って情報を仕入れることから始まり、その後も違法行為のオンパレード。, 日岡ははじめ大上のやり方に反発を覚えますが、次第に彼のことを信頼するようになり、舎弟のような関係にまでなります。, また大上の息子は一歳の時に妻もろとも事故で亡くなっていて、名前を秀一といいました。, 加古村組が経営に関与する呉原金融の経理・上早稲(うえさわ)が三か月もの間行方不明になっていて、捜索願が出されていました。, 加古村組は上早稲を必死になって探していることから、何かトラブルになっていることは間違いありません。, 一方、尾谷組の組長・尾谷は殺人罪の共謀共同正犯の罪で刑務所に服役していますが、もうすぐ出てくるところでした。, 呉原最大の暴力団である五十子会は傘下の加古村組を使って尾谷が出てくる前に決着をつけようと尾谷組のシマを荒らし、尾谷組は若頭の一ノ瀬が中心となってそれに対抗していました。, 大上は尾谷組と警察官・ヤクザという立場を超えたところまで入れ込んでいて、次第にこの争いに巻き込まれていきます。, これによって両組は止められない状態にまで熱くなり、全面戦争がいつ起きても不思議ではありません。, おまけに戦争を止められるかもしれない唯一の人物である大上は、何者かによってこれまでの違法行為を通報され、自宅謹慎を余儀なくされます。, 大上不在の中、日岡は必死に自分にできることをしますが、時間は容赦なく過ぎていきます。, 大上はそれらの報告を聞き、覚悟を決めて行動を開始するのですが、本書には誰も思いつかないような大きな事件が隠されていました。, 他の作品を寄せ付けない圧倒的な熱量を秘めていて、もう最初から最後まで目が離せませんでした。, 警察やヤクザを題材にすると、その世界特有の言葉、ルールが膨大にあり、それを覚えて小説に組み込むだけでも大変だとすぐに分かります。, しかし、柚月さんはその膨大な情報を吸収し、自分の武器として時に巧みに、時に真っすぐ使って読者を魅了してくれました。, ジャンル関係なく、こんなに面白い小説があったのかと読んでいる途中に何度思ったことか。, 警察とヤクザの複雑な関係ゆえに違反行為のオンパレードで、暴力的な言葉、行動も数多く登場します。, しかし、これを読まないなんてもったいない、と思ってしまうのも事実で、それだけの圧倒的なものを本書は持っています。, 柚月さんの作品を読んでいて、おじさんを描かせたら右に出る者はいないとずっと思っていました。, 男性だけでも何十人と登場しますが、それぞれに個性的な性格、心情があり、特に主人公コンビの大上と日岡は別格です。, 細かいこと抜きに彼らがカッコ良いから本書が面白い、と言い切ってしまってもいいかもしれません。, 自分なりに分析すると、柚月さんの描く人物は誰もが自分の軸を持ち、ぶれないところにカッコ良さがあるのかもしれないと感じました。, しかし、彼らも一人の人間であり、間違えを起こすことだってあるし、生きるために分かっていても悪事に手を染めることもあります。, 一方で、ヤクザ=悪と認識する人が多いと思いますが、彼らの人情は厚く、忠誠を誓った人のために尽くす姿は素直にカッコ良いです。, そして、警察とヤクザは表裏一体の関係にあり、お互いに利益を得るために話を合わせることもあります。, この葛藤は日岡が常に持っているもので、僕もそのことをずっと考えながら読んでいました。, そう誰かに勧めたいと思ったのは本当に久しぶりで、本書に出会えたことに感謝しています。. 映画『孤狼の血』のネタバレあらすじ結末と感想。孤狼の血の紹介:2017年日本映画。孤狼の血の紹介:柚月裕子の同名小説を「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督が映画化。昭和の広島を舞台に、ヤクザ撲滅に命を燃やすベテラン刑事、大上と新人の日岡の奮闘が描かれる。 そんな『孤狼の血』が映画化されるということで非常に楽しみな話題が出てきました。 A gem near the sea. 『孤狼の血』の原作者・柚月裕子が映画を大絶賛するも「1つだけ困ったことが…」 大上に黒い疑惑が向けられる [c]2018「孤狼の血」製作委員会. 広島県呉原東署刑事の大上章吾が奔走した、暴力団抗争から2年。日本最大の暴力団、神戸の明石組のトップが暗殺され、日本全土を巻き込... 【2021年版】柚月裕子おすすめ文庫ベスト10!人間の心の奥底にある究極を描く名作選. (C)2018「孤狼の血」製作委員会 【公開】 2018年(日本映画) 【原作】 柚月裕子 角川文庫 【監督】 白石和彌 【キャスト】 役所広司、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、音尾琢真、駿河太郎、中村倫也、中村獅童、矢島健一、田口トモロヲ、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介、竹野内豊、阿部純子、嶋田久作、伊吹吾郎、中山峻、九十九一、岩永ジョーイ、MEGUMI、井上肇、滝川英次、さいねい龍二、沖原一生、黒石高大、町 … 柚月裕子さんは『臨床真理』でデビューして以降、出す作品がどれもヒットし、今や人気作家として不動の地位を築いています。 孤狼の血とは『孤狼の血』(ころうのち)は、柚月裕子による長編警察小説シリーズ。全3作。第1作『孤狼の血』が『小説 野性時代』2014年3月号から2015年2月号に連載、2015年8月29日にkadokawaから刊行された。暴力団対策法成立前 白石和彌監督×作家柚月裕子 役所広司・松坂桃李で描く映画『孤狼の血』 映画『孤狼の血』は、広島を舞台に「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された柚月裕子の同名小説を描いたものです。監督は『凶悪』(2013)『日本で一番悪い奴ら』(2016)などの作品を手掛けた白石和彌。 映画『孤狼の血』の続編が『孤狼の血 level2』として、8月20日に公開されることが決定。あわせて、松坂桃李ほかキャストが発表された。 『孤狼の血』は、第69回日本推理作家協会賞を受賞し、第154回直木賞候補作ともなった柚月裕子氏の同名小説の映画化作品。 連載小説; よみぽランド ; 読売新聞のメディア ... 松坂桃李、映画「孤狼の血2」主演 武闘派ヤクザ役・鈴木亮平と暴れる . 孤狼の血 ネタバレ 小説 Apartman Jele. 『孤狼の血』(柚月裕子) のみんなのレビュー・感想ページです(239レビュー)。作品紹介・あらすじ:昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員失踪事件を追う。 映画『狐狼の血』と原作小説『狐狼の血』の比較(ネタバレありの感想) 今回紹介する作品は. 映画「孤狼の血」を見てきました! 正直「あんなに濃い内容を2時間に収められるのか?」という不安もあったのですが、ふたを開けてみれば、しっかりと原作の 「熱さ」 が詰め込まれていて大満足!. 2021.01.29. 柚月裕子『孤狼の血』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員失踪事件を追う。 ふわもじポンポン 毛糸 太さ » 林田理沙 講演 会 » 孤狼の血 ネタバレ 小説 . 物語は広島県警の新人刑事・日岡秀一が、呉原東署の刑事・大上章吾の下に付きコンビを組むところから始まる。 大上は対暴力団担当として成績は優秀だが、同時に癒着や違法捜査などの黒い噂が絶えない男でもある。 日岡は賢くて優秀だが真面目すぎるといわれており、大上の元で厳しく鍛えられつつ大上の人間としての魅力に惹かれていく。 ベテラン刑事と新人刑事がコンビを組む作品は多いので、ある意味ベタな構成とも言えるが、この作品に関してはまったくベタな感じはしなかった。 おそらくベテ … 孤狼の血 (角川文庫) 作者: 柚… 雁丸(がんまる)の原作代読映画レビュー 原作読んで映画レビューするよ! 2018-06-09. Twitter Facebook 0 はてブ 0 Pocket 0 LINE Pinterest コピー. 映画『孤狼の血』ネタバレ感想 警察小説的な仁義なき戦い. 映画『孤狼の血』の感想&レビューです。前半はネタバレなし、後半からネタバレありとなっています。原題:孤狼の血 製作国:日本(2018年) 日本公開日:2018年5月12日 監督:白石和彌 女性らしい... 【2021年版】ミステリー文庫小説おすすめ厳選10作品!これを読んだらミステリーがきっと好きになる!. オールエンターテイメントの20周年記念作品であるコンフリクトシリーズの第三章。大阪を統べる阪王会の鬼塚が天道会に襲いかかります! 本作では天道会の仲間が次々に失われ、沖田には最大の悲劇が!前作の敵であ ... 『極道十勇士』のネタバレを含むあらすじや登場人物などの解説をまとめてみました。 このシリーズは、「真田十勇士」という有名な物語をモチーフに作られた、任侠シリーズです。事実ではないものの、長年語り継がれ ... 『難波金融伝ミナミの帝王』のネタバレを含む解説をまとめてみました。 1992年から始まった『難波金融伝ミナミの帝王』シリーズは、竹内力が主演の任侠映画です。貸した金は地獄まで取り立てに行く主人公萬田銀 ... 「虎狼の群れ」は実力派俳優の菅田俊が主演を務めるヤクザ映画です。シリーズとしては2作目まであり、前篇と後編のように分かれています。ストーリーも登場人物もすべて直接繋がっていますので、2つで1本のような ... 俳優やタレント、ナレーターなど多様な面で活躍している蛭子能収さんが主演を務めている任侠映画、『任侠野郎』は2016年に公開されました。『任侠野郎』は、一昔前のヤクザ映画を思い出させてくれるような任侠映 ... 【CONFLICT~最大の抗争~ 第三章】あらすじ・ネタバレ結末!宿敵鬼塚と天道会の破滅. 孤狼の血 ネタバレ 小説. 映画「孤狼の血」は柚木裕子の警察小説シリーズの第一作にあたる同名小説を原作としたヤクザ映画です。本作では暴力団の取締にあたる刑事、通称マル暴の視点から暴力団同士の抗争が勃発に至るまでの過程が丁寧に描かれています。 主演の役所広司と松坂桃李をはじめ、伊吹吾郎や石橋蓮司といったヤクザ映画の常連から、江口洋介や竹野内豊などヤクザ映画とは無縁の大物俳優まで豪華キャスト陣が集結し、暴力的ながら華やかな雰囲気さえ漂う作品に仕上がっています。 映画「孤狼の血」はヤクザ映 … 孤狼の血(映画)のフル動画は、u-nextに申し込みむと31日間のお試し無料で視聴が可能です。 『孤狼の血』は、2018年に公開された日本映画になります。 柚月裕子さんの小説を映画化したこちらの作品。 映画『孤狼の血』は、第69回日本推理作家協会賞を受賞した柚月裕子氏の小説を実写映画化し、警察と暴力組織に関わるさまざまな人間模様を巧みに描き「第42回・日本アカデミー賞」をはじめ、数々の映画賞を総なめにしました。 映画「仁義なき戦い」は、監督・深作欣二、脚本・笠原和夫、主演・菅原文太というキャストで製作され、1973年に公開された実録映画です。本作は公開されるや否や高い人気を博し、朝日新聞の紙面でも絶賛されると ... 先でも述べているように本作は柚木裕子の同名小説を原作としていますが、原作との相違点は多く、映像化するにあたって濃厚な独自色が加えられています。, 中でも最大のオリジナル要素として挙げられるのが、岡田桃子の存在です。桃子は大上の差金として日岡と男女の仲となりますが、そもそも原作小説には岡田桃子にあたる人物は登場しません。ストーリーの進行に直接関わりはないものの登場頻度は比較的多く、さらにエンディングでは重要な役割を演じるなど存在感の大きいキャラクターであるだけに、岡田桃子は映画版と小説版の差異を象徴する存在であると言えるでしょう。, 次に大きな相違点が養豚場です。映画では冒頭の上早稲がリンチを加えられる場面や大上が殺害される場面で養豚場が舞台となっていますが、原作では養豚場は登場せず、上早稲殺害の証拠隠滅にかかわる親子は養豚農家ではなく漁師という設定になっています。, 漁師を養豚農家に変更したことで猟奇性を高めるばかりでなく豚の糞を食わせる場面など視覚的にインパクトの大きい場面が誕生し、結果として本作をヤクザ映画としてより鮮烈な作品に至らしめました。, また本作のクライマックスである五十子正平殺害シーンや、大上が吉田のペニスから真珠を摘出するシーン、さらには五十子の「びっくりどっきりクリトリス」という迷言など、インパクトの大きい場面の多くは映画版のオリジナルです。, 柚木裕子による警察小説シリーズの第一作である「孤狼の血」には「凶犬の眼」「暴虎の牙」という二作の続編があり、三作目にあたる「暴虎の牙」をもって完結しています。, 本シリーズの主人公・日岡の成長を描いたシリーズ二作目「凶犬の眼」は本作の上映時点で既に映画化が決定しており、「孤狼の血」に続く新生東映ヤクザ映画の第二弾として鋭意進行中です。, また「凶犬の眼」では通称・山一抗争と呼ばれる山口組と一和会の間で勃発した実際の抗争事件を題材としているため、同じく山一抗争を題材としたヤクザ映画「激動の1750日」や「極道の妻たち」で予習をしておくと良いかもしれません。, 映画「孤狼の血」は柚木裕子の警察小説シリーズの第一作にあたる同名小説を原作としたヤクザ映画です。本作では暴力団の取締にあたる刑事、通称マル暴の視点から暴力団同士の抗争が勃発に至るまでの過程が丁寧に描かれています。, 主演の役所広司と松坂桃李をはじめ、伊吹吾郎や石橋蓮司といったヤクザ映画の常連から、江口洋介や竹野内豊などヤクザ映画とは無縁の大物俳優まで豪華キャスト陣が集結し、暴力的ながら華やかな雰囲気さえ漂う作品に仕上がっています。, 映画「孤狼の血」はヤクザ映画としてだけでなく、エンタメ映画としても非常に高い水準に達している作品なので是非鑑賞してみてください。また本作はヤクザ映画の中でも特に暴力描写が濃厚なので、暴力描写が苦手という方はくれぐれもご注意ください。.
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