パク・チャヌクの映画JSAについてのあらすじや作品解説はもちろん、長文考察レビューや評価を閲覧できます。現在、実際にJSAを観たユーザによる2件の感想が掲載中です。 事件当日、ウジンらの上司がその場に現れたことで四人は一触即発の事態に陥ってしまい、スヒョクは上司と銃を向け合いました。ギョンピルの必死のとりなしでその場は何とか丸く収まろうとしましたが、その時上司は無線機を取ろうとポケットに手を入れ、銃を出すのだと勘違いしたスヒョクは上司を撃ち、止めに入ろうとしたウジンをも誤って撃ってしまい、動揺したソンシクは何度もウジンに銃弾を浴びせてしまいました。ギョンピルはかねてからパワハラを受けてきた上司にとどめを刺し、証拠隠滅と偽装工作としてわざとスヒョクに自分の肩を撃たせたうえで逃がしました。行方不明になった銃弾1発はスヒョクがウジンを撃った際に貫通してカセットデッキに当たったのであり、ギョンピルはそれを川に投げ捨てたのです。 JSAネタバレ感想文. シュリを見たときは「この映画が最高だ」と思ったけど、JSAは更にその上をいったハイレベルの作品。兵士たちの束の間のひと時、誰にでもある「少し位なら規則を破ってもいいかな」という心や、人情を見事に表している。 1999年10月28日午前2時16分。11発の銃声,二つの死体。共同警備区域(jsa)で何が起こったのか?朝鮮の南北分断の悲劇を描いた作品の中でも,とりわけ重い余韻を残す傑作だ。監督は,オールドボーイなどの復讐三部作でも有名なパク・チャヌク監督。 今 2020年、今 この状況下において韓国映画を褒めるなどしたくない。 なんだったら まさかアカデミー賞授賞のパラサイトだって この先一生涯絶対に観ないと決めている。 だがこれはjsa。20年前のjsa。 JSA ネタばれ度:★★★ 2001.5.12記 映画の宣伝文句が「あの『シュリ』の記録を全て塗り替えた」とある。 そこで『jsa』という映画を『シュリ』に比べて感想をいうのであれば、『シュリ』と同じくらいの面白さと言える。 韓国と北朝鮮を分断するjsa(共同警備区...映画「jsa」感想 《概要》「JSA」監督:パク・チャヌク2001年5月26日公開《出演者》イ・ビョンホンソン・ガンホイ・ヨンエキム・テウシン・ハギュン《あらすじ》南北分断の象徴である38度線上の共同警備区域(JSA)で起こった射殺事件。 今回紹介するのは韓国映画「JSA」です。原題は「공동경비구역 JSA」(共同警備区域 JSA)漢字では 「共同警備區域 JSA 」英題は「 Joint Security Area 」( 共同警備区域 )JSAとは … オ・ギョンピル…ソン・ガンホ 韓国と北朝鮮の境界にある板門店に設けられた、韓国軍と北朝鮮人民軍のJSA(共同警備区域)の北朝鮮側詰所で、警備を担当していた朝鮮人民軍の将校と兵士チョン・ウジン(シン・ハギュン)が韓国軍兵士により射殺される事件が発生しました。 After a shooting incident at the North/South Korean border/DMZ leaves 2 North Korean soldiers dead, a neutral Swiss/Swedish team investigates, what actually happened. 映画「JSA」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。, JSAの紹介:2000年韓国映画。韓国と北朝鮮の境界の板門店に設けられた、韓国軍と北朝鮮人民軍が共同で警備に当たるJSA(共同警備区域)を舞台に、ふとしたことから奇妙な友情を育む事になった南北の兵士の姿を描いたフィクションドラマです。 Copyright © CyberAgent, Inc. All Rights Reserved. Joint Security Area テンプレートを表示 『 JSA 』(ジェイエスエイ、原題: 공동경비구역 JSA )は、 2000年 公開の 韓国映画 。 「共同警備区域JSA」(2000)授業で見た映画のうち、一番衝撃を受けたのは「JSA」です。この映画を見た時期に丁度、北朝鮮による韓国・延坪島砲撃事件が起き… JSAについてのコーカサスの映画レビュー・感想・評価・スコア。南北を分断する共同警備区域 JSA (Joint Security Area) で射殺事件が発生、捜査は中立国監督委員会の韓国系スイス人の女性将校ソフィー (イ・ヨンエ)に委ねられ、南北双方の話の食い違いを探ると驚くべき真実へと辿り着く。 映画が大好きで、死ぬまでに1本でも多くの映画が見たいです。 台湾に時々出かけます。 このブログを読んでくれた人が「あいつが言ってたから見てみよう」とどこかの誰かの気持ちを動かせるような文章を書いていきたいです。 結末までネタバレ!韓国映画といえば、「シュリ」か「jsa」というくらい有名な作品。やっぱりこの2つは観なきゃだと思うわ。ちょっとミステリー仕立てで、涙・・・よりは、ストーリー展開に引き込まれ、南北の悲劇で悲しくもあるけれど、心で悲しむのではなく、頭の中で悲しむ作品ね。 感想 に 映画男 より; ソウルフル・ワールドは鬱病のおっさんがうじうじする話!感想 に きのこ食べ過ぎ より; ニュー・ミュータントはホラーでもヒーロー映画でもないゴミ!感想 に きのこ食べ過ぎ より; スノーピアサーは意味不明でつまらない! 一年前に書いた韓国映画「JSA」の論評です。今ではイ・ビョンホンもすっかり韓流スターですね。かなり長く、読み難いと思いますが、「JSA」に興味のある方ぜひ… jsa(2001年5月26日公開)の映画情報、予告編を紹介。本国韓国で、歴代観客動員数を塗り替え大ヒットを記録した話題作。軍事境界線上で起こった重大事件の真相究… 映画『jsa』は日本公開した時かレンタルが始まった時に鑑賞したはずだったのですが、まるっきりと言っていいほど覚えてなかったです。 『JSA』原題: 공동경비구역 JSA英語題: Joint Security Area製作年:2000年製作国:韓国 作品について 感想 監督 主人公 キャスト スタッフ 作品について パク・ヨンサンの小説『JSA 共同警備区域』が原作。 板門店(軍事境界線)の共同警備区域での、韓国軍兵士と朝鮮人民軍兵士の友情・交流を… JSAのイントロダクション. 『jsa』ラストの映像が作品の余韻をずっと残す素晴らしい作品。4人の笑顔と緊迫した表情の対比が南北の複雑な状況を鮮明に描く。イ・ヨンエもいい味出てます。救いのない韓国映画らしさの中の独特の … その後、ソフィーは自身の父が北朝鮮軍将校だったことを理由に上司から任務解除を言い渡されましたが、どうしても真相を知りたいソフィーはスヒョクに現場近くで発見したウジンのノートを見せ、再度の証言を求めました。ノートにはウジンが描いたスヒョクの恋人(ソンシクの妹)の絵があり、スヒョクはギョンピルの身の安全を保証することを条件にソフィーに真相を語り始めました。 パク・チャヌクの映画JSAを実際に観たレビュアーによる長文考察レビュー『兵士もまた人間である』を掲載しています。 10月28日午前2時16分、韓国と北朝鮮を挟む板門店のJSA(共同警備区域)の北朝鮮詰所で、警備を担当していた朝鮮人民軍のチェ・マンス上尉とチョン・ウジン兵士二名が韓国軍兵士により射殺される事件が発生します。 31日、中立国監視委員会は両国の同意を得た後、事件の真相解明に向けてスイス軍法務科将校の韓国系スイス人女性、ソフィー・チャン少佐に捜査依頼をします。 ソフィーは両国の戦後からの緊迫した現状、 … ヨーロッパからの観光客の一団が板門店(韓国側)を訪れた時のこと、旅行者のひとりの帽子が風に乗って国境を越えてしまい、当時国境警備に就いていたギョンピルが帽子を拾い上げて旅行者に返しました。一方、韓国側で警備についていたスヒョクは旅行者が写真を撮ろうとするのを制していました。 jsaの映画情報。1040件のレビュー(口コミ・感想・評価)、内容・ネタバレ、あらすじ、予告編・予告動画、公開映画館情報、公開スケジュール、監督・出演者の関連映画情報、jsaの動画を配信している動画配信サービスの情報。パク・チャヌク監督、ソン・ガンホ出演。 南北分断の象徴である38度線上の共同警備区域(JSA)で起こった射殺事件。生き残った南北の兵士たちは何故か互いに全く異なる陳述を繰り返した。両国家の合意のもと、中立国監督委員会は責任捜査官として韓国系スイス人である女性将校・ソフィーを派遣。 板門店にあるJSA(Joit Security Area;共同警備区域)での、 橋を挟んで北と南の4人の男たちの友情と現在の朝鮮半島分断の苦しみ 実際のjsaは映画に描かれている通りなんですが観光地には珍しく緊張感漂っていた記憶があります。帰らざる橋も車の中から見ました。映画はさすがに実物で撮影できる訳もなく、実物と同じようなセットを建築したようです。 一年前に書いた韓国映画「JSA」の論評です。今ではイ・ビョンホンもすっかり韓流スターですね。, 私が取り上げたい映画は数多くの南北分断の悲劇を描いた韓国映画の中でとりわけ独特で印象に残る映画『JSA』(共同警備区域)である。この映画は韓国随一の映画好きが作っただけあって、全体の構成は黒澤明の『羅生門』に似 ていて、場面 の運び方や込められたメタファー、など、若手とは思えない完成度の高い作品になっている。また、北朝鮮 将校役のソンガンホ の演技も素晴らしい。 だが、作品内容のディテールや私の感想は後にして、まずは朝鮮半島の南北分断の歴史について述べたいと思う。分断の歴史を語る際、どこから歴史を振り返らなければならないのか、正直わからないときがある。李氏朝鮮の開国以降、日清・日露戦争、大韓帝国改称、日韓併合、日帝植民地、太平洋戦争、解放、ソ連・アメリカの分割統治、朝鮮戦争前後、北の金日成独裁、南の李承晩・朴正煕、全斗煥などの軍事独裁政権など、今から100年ぐらいは振り返らなければならない、また、忘れてはならないのは、この100年もの間、朝鮮半島の民衆が壮絶なる歴史の荒波の中を生きて、多くの人々の犠牲と血で塗り固められた地の上に『韓国人』『共和国人民』『在日朝鮮人・韓国人』『朝鮮族』そして『日本人』が生きていることである。 ここでは分断の歴史は少し簡略的に語りたいと思う。1945年8月15日、日本の敗戦が決まり、ポツダム宣言を遅ればせながら受託し、ソ連の太平洋戦争への参戦を招き、朝鮮半島は開放の喜びも束の間、ソ連とアメリカの信託統治が始まった。9月6日に『朝鮮人民共和国』成立宣言が出されるが、9月7日米軍の上陸に伴い米国の軍政が始まった。そして、親日派を登用し、『人民共和国』を否認した。12月15日~17日には米・英・ソの三国外相会談で5年間の信託統治が決まり南北の分断は深まるばかりであった。しかし、朝鮮の民衆は黙ってばかりではなかった。反軍政、反分断を掲げ、朝鮮の民衆は戦ったのだ。南では、1946年10月1日大邱10月抗争が始まり、各地に波及した。48年2月7日救国闘争、同年4月3日には5・10南韓単独選挙を阻止するため済州島の人々が蜂起を行い、3年間で島民の8割が参加し、3万人が犠牲となった。しかし、7月20日選挙は行われ憎き独裁者李承晩が韓国初代大統領となり、60年まで在任した。8月15日には『大韓民 国』同年10月19日、済州島鎮圧を命じられた麗水の国防警備隊の反乱に民衆が合流し、麗水・順天軍人反乱が起きるのである。その残存部隊は智異山で遊撃戦を繰り広げる。そして、韓国政府は12月日本の治安維持法を真似た『国家保安法』が公布され、軍・警察・青年団は少しでも疑わしいものなら民間人を虐殺し朝鮮戦争後まで続けるのである。北では48年9月9日『朝鮮民主主義人民共和国』が成立するのである。そして、金日成の『国土完整』と李承晩『北進統一』でいつ戦争が起きても分からない緊張状態が続き、1950年6月25日未明、北の人民軍の南進により、朝鮮戦争は勃発した。この戦争は3年も続くのだが、その間、同じ民族が互いを殺し合い、軍人だけでなく多くの民衆を虐殺し、米国主導の連合国軍や中国軍も参戦しては血で血を洗うような泥沼の戦争が朝鮮半島で行われたのある。 53年7月25日国連軍、中国軍、朝鮮人民軍が当事者として、停戦協定が締結されたが、李承晩はこれを拒否し北進統一を主張し続け、韓国軍は当事者でないことにより、対北朝鮮関係改善、停戦体制の平和体制への転換の大きな障害として残り、北は南を無視して米国のみを相手にし、50年もの分断の冷たい壁はここからはじまったのである。 では、ここから映画の話をしたいと思う。分断の半世紀、その屈辱と苦痛の年月を経て、統一への扉を開けようとする映画なのだが、この映画のジャンルはミステリーサスペンスであり、ラストの主人公の死は正直ムナクソ悪いが、私は韓国映画の中で、『太白山脈』、『曼陀羅』、『ペパーミント・キャンディー』に並ぶ、いや、それ以上に愛している作品である。 1990年代後半板門店のある共同警備区域の近く北の歩哨所で起きた射殺事件、そして、南北両軍の摩擦。この真相を探るべく、中立国監督委員会は責任捜査官としてスイス人の母と朝鮮人の父とのダブルであるスイス軍将校ソフィーを派遣する。捜査を始めるソフィーだが、南北両側は全く違う陳述をしていた。そして、事件の生存者二人は全くといっていいほど、捜査に非協力的だった。南は韓国軍、憲兵で後三ヶ月で兵役の終えるイ・ビョンホン演じるイ・スヒョク兵長、ソン・ガンホ演じる北のオ・ギョンピル中士の両国の生存者。北では南の傀儡軍一人が歩哨所に侵入し、銃を乱射して、北の兵士二名を射殺したと陳述し、南では夜中小便していたら、北の兵士二名に襲われ、拉致されたが、脱出の際、二名の北の兵士を殺したと陳述した。しかし、ソフィーは事件現場に落ちていた、スヒョクの恋人の写真と、殺された北の戦士チョン・ウジンの描いたその写真のデッサンと現場に落ちていた銃弾の数やスヒョク兵長の所持していた拳銃は違う兵士のものと判明し、事件の核心に迫る。それで浮び上がったのが、第5の人物、スヒョクの恋人の兄であるナム・ソンシク一等兵であった。ソフィーの推理により事情聴取されるナム・ソンシクは聴取中錯乱し、投身自殺を図る。そして、映画は真実を語りはじめる。 私は先ほどこの映画が黒澤明『羅生門』の描き方と構成が似ているといったが、こういうと付け上がる『日本人』がいるかも知れない、『シルミド』や『ブラザーフット』が日本のヤクザ映画に似ているとか、ハリウットのパクリと批評するが、一映画好きとして、尊敬する映画人の作品を引用、模倣することは映画監督として当たり前で、構成や撮影技術を真似たからといって作品の内容が変わるわけでも、むしろ、作品の質もあがるのである。結局、韓国映画ブームは勢いだけで国の援助あってこその映画だといい、それとも韓国映画が日本・アメリカに落ちるとでもいいたいだろうが、そんなのはメディアや配給会社に踊らされている人間が言うセリフである。それぞれの国にいい作品はあって、その文化と抵抗の様を見事に描き出すものほど、心に残る作品である。人間の生を如実に描き出すことが映画の目的であり、金儲けが目的ではないのである。そんなに韓国映画が落ちることをいいたいのであれば、『ミミック』より先に時間軸を逆転させて描いた『ペパーミントキャンディー』はいろんな映画に影響しているし、『西便制』や『シバジ』、『曼陀羅』、『我等が歪んだ英雄』など日本映画人があまり評価しなかった素晴らしい映画は多々あるのは無視できないのである。 事件の真実はとても美しく、儚く、残酷であった。事件当日の8ヶ月前スヒョクは非武装地帯での訓練中に地雷を踏んでしまう。そこを助けたのが北のオギョンピル中士とチョンウジン戦士であった。それをきっかけに禁じられた危ない交友は始まる。最初は手紙だったのが、ある日スヒョクが境界線を越え、北の歩哨所に遊びに行く。最初は驚くオ中士とチョン戦士だが、人情深い中士と人懐こい戦士はスヒョクを暖かく迎える。そして、内向的なナムソンシク一等兵を心配したソンシクは北の二人を紹介し、4人はすぐ仲良くなった。しかし、南の二人は北の二人は俺たちを北に亡命させようとしてると疑ったり、チョコパイをおいしくほうばるオギョンピル中士にスヒョクは南に亡命したら、チョコパイたらふく食えるよと言う。このシーンは私は大好きなのだが、口の中のチョコパイを吐き出し、オ中士はこういう、俺は共和国が韓国やアメリカに勝るおいしいお菓子を作ることが夢だと、そして吐き出したチョコパイをまた食べる。この短いセリフに私は感銘を受けた。たしかに北朝鮮難民は増えるなか共和国を捨てることは非難できなのだが、私は友人の在日3世を思い出したのである。彼は朝鮮籍なのだが、家族がみんな韓国籍に変えるなか、彼は朝鮮籍のままにいることにした。普通の日本人には理解に苦しむだろう。なぜ、特権的な「韓国人」にならないのだろうか?と、『GO』などを観た人なんかはなおさらそう思うかもしれない。私は彼がそうした理由をこう考える、韓国の分断と独裁が残した負の遺産、韓国がいままで行ったベトナム戦争の戦後責任、民衆虐殺や抑圧した責任、イラク派兵責任などそういう『呪縛』(私はこういった己の立場性から発生する社会的、法的責任などを『呪縛』と呼んでいる)を背負いたくないのだろう。また、それだけではない、最近私は千葉大の在日の教授とお話する機会があったのだが、彼の専門は歴史で、いわゆるポストコロニアリズムの批判をなさっていた。その内容はポスコロを主張する知識人は一種の奢りで『民衆』を固定化してみているということである。とくに西洋かぶれのサイードなどを批判なさっていた。また、徐京植さんなどにも痛い一言、在日の運動家は在日こそが日本を変えるというけど、それは奢りであり、日本人を馬鹿にしている。生活レベルでいうなら朝鮮籍であれ、韓国籍であれ、汚い韓国の経済・軍事発展のおかげで日本社会における地位が先生の若い時代よりかなり向上したといわれた、また朝鮮学校に通わせる家庭は経済面で裕福な方ともいわれた。そして、ポスコロの知識人はいつか自己反省するときがくるといわれたのだ。私は先生の言葉をこう解釈する、本当の『民衆』とは韓国や日本には存在せず、北朝鮮の人民がそうであると、またポストコロニアルを考えるとき旧宗主国の責任は無論あるが、被植民地の民衆の力を信じ、知識人(社会的に安定している人々)はつねに彼らをサポートすると考えなければならない、主導して民衆を引っ張っていくという考え方は奢りなのである。また、先生はフランツ・ファノンのように民衆に近づく努力をしなければならないと、民衆とはアラブの民や第三世界の民、北朝鮮の人民、外国人労働者のことであると。私は彼の話に同意できない部分もあったが、民衆の力を信じることが大切で、知識人の思い通りには常にいかないことだ。しかし、ポスコロは全否定されるべきものではなく、旧宗主国の支配体制を存続させ、経済的にも、政治的にも、また、文化的にも『民衆』を抑圧し、搾取するする先進国の人たちは糾弾されるべきであり、そういった支配システムは壊さなければならないのは当然である。少し、話がずれたがオ忠士や私の友人が覚悟したのはこういうことではないかと考える。彼らは常に民衆とともにいて、民衆であり続けるために自分の境界となった共和国というネーションを内から変えようとしているのである。北朝鮮を今の日本のメディア、世論、政治家、家族会のように外から非難することは簡単であるが、今北朝鮮の民衆の中には内なる力により共和国を変えようとする人たちがいることを忘れてはならない。また、日本やアメリカは北朝鮮が今ああなってしまったのも自国に責任の一旦があることも忘れてはならないのである。今後、北朝鮮との様々な問題を解決するためには、日本人は多元的価値を許容する考え方や日本社会がそうした『開かれた普遍』の舞台になるよう変える努力をしなければならないのである。 映画の話に戻ろう、数ヶ月が過ぎ4人の楽しい日々は終焉を迎える。スヒョクは兵役を終えるのと同時にもう危険を冒してまで4人が会うのは無理になってきて4人は最後の晩餐を開くのである。チョンウジンの誕生日の日に、『二等兵の手紙』を歌うキムグァンソクの追悼を兼ねて。そして、四人は互いの住所を交換し、統一するその日が来るときに再会することを誓うのである。そして、ナムソンシクはウジンに誕生日プレゼントをあげ、最後には四人で記念撮影をする。別れを告げ、スヒョクとソンシクが北の歩哨所を出るとき北朝鮮の二人の上司チェマンス上尉と対面してしまう。場面はソンシクが投身後、救急車に搬送されるシーンに移り、ショックを受けたスヒョクはソフィーに襲いかかる。事件の真実に迫るソフィーは韓国軍のピョ将軍の妨害を受けるが、オギョンピル忠士とイスヒョク兵長を対面させ、ナムソンシクが事件現場にいたことを証明し、事件の真相を暴こうとする。そして、スヒョクは泣きながら真実を語ろうとするのだが、それを見たオ中士はスヒョクに襲い掛かる。この同志の敵、民族反逆者、反動分子めが、ぶっ殺す。アメリカ帝国主義の手先、朝鮮労働党万歳、敬愛する最高司令官金正日将軍万歳と叫び、その場は混乱し事件はうやむやになった。ここで、オギョンピルが暴れたかと考えれば、それは真実を語ろうとするスヒョクをかばい、事件をうやむやにすることでスヒョクの身の安全を確保したのである。これがオ中士のスヒョクに対する最後の優しさであったのだ。 その後、ソフィーは韓国軍のピョ将軍によって、捜査官を解任される。ソフィーがソンシクを自殺に追い込み、ソフィーの父が人民軍であったことを理由に。だが、ソフィーはスイスに帰る前にオギョンピルとイスヒョクに会い、個人的に事件の真実を聞くのである。スヒョクにはオ中士の身の安全を約束するかわり、オギョンピルには伝言と借りたジッポライターを届けるかわりに真実を聞き出すのである。事件の真相はチェ上尉がドアを開けたことに南の二人はパニックになり、スヒョクとチェマンスは尽かさず銃を抜き互いに銃を向き合う、今の北と南とではあたり前の行動といえばそうであるのだが、やはり悲しいことである。いくらチェマンスが手柄ばかり考える卑怯なやつだとしても。しかし、長い分断のせいか、反共教育や主体思想の教育のせいか、仲介するオ忠士だが、二人はなかなか銃を降ろそうとしない。それに加えチェはウジンに武装解除しろと命令し、ウジンはビビって南の二人に銃を向けるのである。しかし、オギョンピルの努力でチェとスヒョクは銃を降ろすのであるのだが、いきなりラジカセから流れるロックの音楽に皆ビビったのだが、チェは皆が油断した隙に銃を出し、早撃ちのスヒョクはそれを見てチェを撃ってしまう。そのとき南の二人はキレてしまったままウジンを撃ち殺す。そして、スヒョクはオ忠士も殺そうとするが、銃が壊れてしまう。正気に戻った二人はオ忠士の指示に従い、ソンシクはいなかったことにしてスヒョクは拉致されたとするのである。 このところでいったん銃を降ろしたチェマンスとスヒョクだが、急にラジカセに流れるロックが流れ状況は一変して最悪の結果をもたらす。私はそのときの音楽はアメリカ軍の隠喩でないかと考える。昔も今でも北と南の関係が近づくと必ず横槍を刺すアメリカあるいは韓国をいまでも軍事的支配するアメリカそういうもの隠喩していると思うのである。韓国では2002年日韓共催ワールドカップでにぎわったあの時期米国軍の装甲車に女子中学生二人が轢き殺された事件が起きた。このことは韓国に反米ブームを巻き起こした、そして反米デモは激しさを増しブッシュの謝罪まで取り付けた。しかし、SOFAは改定されず、韓国のアメリカ軍の従属は変わらなかった。また、イラク派兵に反対する韓国民はあの反米デモとは比べ物にならないほど小さかったことは残念であった。まだ、韓国では自国の国民の命ほどイラクやアフガニスタンの人々の大切ではないのだろうかなら、北朝鮮の人々にもそういう無関心な態度を取るのだろうか。アメリカ主導のグローバリぜーションの波に抵抗の声をあげなけれならないが、韓国の反米は偏狭なナショナリズムからくるものだったのだろうか。 映画ではソフィーの余計な話、ウジンが死んだのはスヒョクの銃弾で死んだということ、のせいでスヒョクはショックを受けソフィーの目の前で自殺してしまう。そして、ラストではまだ4人が生きているJSAのなにげない日常を写した写真が映画のラストを飾る。この映画のメッセ-ジはとても深く、描き方は美しく儚く悲しい。 南の二人とウジンが最悪の結果になってしまったのは最後にお互いを信じれなかったからなのか、それとも彼らも分断の犠牲者なのか、しかし、オ忠士が生き延びたのは最後まで信じ、事態を収拾しょうと努力し続けたからであろう。私たちも今の状況をなんとかしょうと努力しなければならないというメッセージが強く感じられた。統一、平和の道はとても険しいが、われわれは抵抗の声をあげ、努力し続けなければ、最悪の結果を招くかもしれないのである。 韓国の徴兵制について、北や日本の状況を比べ論じたいのだが、ここではやめようと思う。とにかく日本人も憲法改悪に反対しなければならないだろう。そうしなけらば自らを最悪の結果を招くかも知れない。 最後に統一と平和の願いを込めてこのレポートを終わりにしたい。, 参考文献 授業プリント・小倉紀蔵氏の新聞での記事など映画JSA韓洪九『韓国現代史』徐京植『半難民の位置から』, 韓国映画「JSA」論評。かなり長いです。 | ANTIFA★黒い彗星검은혜성  だにえる단열の一言。, 韓国籍在日朝鮮人3世、いわゆる「在日コリアン3世」のだにえる단열が大好きな『日本』について書く、そんなブログです。. ソフィーはギョンピルから預かったライターをスヒョクに渡しに行き、その際にうっかりギョンピルの証言内容を伝えてしまいます。取り返しのつかないことをしてしまったと深く悔いるスヒョクは密かに引率していた兵士の拳銃を奪い、自ら命を絶ちました。 監督:パク・チャヌク 出演者:イ・ビョンホン(イ・スヒョク)、イ・ヨンエ(ソフィー・チャン)、ソン・ガンホ(オ・ギョンピル)、シン・ハギュン(チョン・ウジン)、キム・テウ(ナム・ソンシク)ほか, ここからは映画「JSA」のネタバレを含んでいます。あらすじの結末まで解説していますのでご注意ください。, 10月28日午前2時16分。 その後、スヒョクは警備中に誤って北朝鮮側に入ってしまい、しかも地雷を踏んでしまいました。どうすることもできないスヒョクの前にたまたま通りかかったギョンピルとウジンが地雷を解除してスヒョクを助け、それがきっかけで三人は文通を始めるようになりました。しばらくして今度はスヒョクが密かに北朝鮮側の詰所を訪れ、すっかり意気投合した三人は密かに酒を飲み、互いの国の文化などについて語り合いました。スヒョクは人見知りがちなソンシクにも声をかけ、彼も交えた四人は互いの立場を超えた友情を築き上げていきました。 第15回 「JSA」JSA:Joint Security Area(2000) - この作品のレベルの高さは、正しいかどうかは別にして、外国映画の上映数を規制し、自国映画の製作と上映を奨励して、国を挙げて映画文化を盛り上げようとしてきた韓国の努力の賜物といえるかもしれません。 With Lee Yeong-ae, Lee Byung-Hun, Kang-ho Song, Kim Tae-Woo. 10月28日午前2時16分。 韓国と北朝鮮の境界にある板門店に設けられた、韓国軍と北朝鮮人民軍のJSA(共同警備区域)の北朝鮮側詰所で、警備を担当していた朝鮮人民軍の将校と兵士チョン・ウジン(シン・ハギュン)が韓国軍兵士により射殺される事件が発生しました。 10月31日、事態を重く見た韓国と北朝鮮の同意を得た中立国監視委員会は事件の真相解明に乗り出し、スイス軍法務科将校の韓国系スイス人、ソフィー・チャン少佐(イ・ヨンエ)に捜査を依頼しました。ソフィーはまず事件の容 … jsa(2000)の映画情報。評価レビュー 603件、映画館、動画予告編、ネタバレ感想、出演:ソン・ガンホ 他。 南北分断の象徴である38度線上の共同警備区域(jsa)で起こった射殺事件。生き残った南北の兵士たちは何故か互いに全く異なる陳述を繰り返した。 10月31日、事態を重く見た韓国と北朝鮮の同意を得た中立国監視委員会は事件の真相解明に乗り出し、スイス軍法務科将校の韓国系スイス人、ソフィー・チャン少佐(イ・ヨンエ)に捜査を依頼しました。ソフィーはまず事件の容疑者とされる韓国軍兵士のイ・スヒョク(イ・ビョンホン)に面会しますが、スヒョクは事件のショックからか何も語ろうとはしませんでした。ソフィーはスヒョクの捜査記録から、事件の当日スヒョクは詰所付近で用を足していたところ、突如として北朝鮮人民軍に拉致されてしまい、脱出の際に銃撃戦になったという記述を見つけました。スヒョクはその後、境界線で倒れているところを韓国軍に保護されたということでした。スヒョクと共に勤務していた韓国軍兵士ナム・ソンシク(キム・テウ)も同様の証言をしていました。, 続いてソフィーは、銃撃戦で負傷したという北朝鮮人民軍の兵士オ・ギョンピル(ソン・ガンホ)を訪ねました。ギョンピルの証言によると、スヒョクは拉致されたのではなく、自ら北朝鮮詰所に出向いて発砲してきたというのです。両者の証言の食い違いにソフィーは困惑の表情を浮かべました。 南北分断をテーマにしたサスペンス映画。 韓国で250万人以上の観客動員を記録し、2000年の映画作品動員数第1位となった。 パク・チャヌク監督が悲しくむごい真実を描く。 JSAのキャスト. 『jsa』ラストの映像が作品の余韻をずっと残す素晴らしい作品。4人の笑顔と緊迫した表情の対比が南北の複雑な状況を鮮明に描く。イ・ヨンエもいい味出てます。救いのない韓国映画らしさの中の独特の … しかし、韓国と北朝鮮の関係は悪化していき、そして運命の10月28日、四人が集うのはこの日が最後と決め、ソンシクは絵の好きなウジンに絵の具をプレゼントしたのですが、その場にウジンらの上司が現れました・・・。, 時は現在に戻り、スヒョクとギョンピルは取調べで顔を合わせました。ソンシクが飛び降りた時のビデオを見せられたスヒョクは取り乱し、真実を打ち明けそうになりましたが、ギョンピルは敢えてわざとスヒョクを罵倒しました。 【映画】jsaのネタバレなしの感想、レビュー、批評、評価 1999年10月28日午前2時16分、韓国と北朝鮮の軍事境界線上にある約800m四方の地域である共同警備区域(通称JSA)の北朝鮮サイドの詰所にて、北朝鮮の将校と兵士が韓国軍兵士に命を奪われる発砲事件が発生する。 映画のラスト、友情を組む前の四人が板門店で初めて出会った時の写真が映し出されました。, 映画ネタバレあらすじ一覧  |  お問い合わせ  |  利用規約©2021 映画ウォッチ. みんなの「jsa 映画」感想・評価。みんなの映画・ドラマ情報で気になるあの作品をもっと深く知ろう!まだ知らなかった作品にも、きっと出会える!ナウティスモーション jsa(韓国映画)を見れば、悲しい朝鮮戦争の歴史がわかる 2019年1月29日 2020年9月18日 2019年に入り、ますます日韓関係が悪化しています。 その後、被害者の検死の結果、二名とも1回撃たれた後で更に追い打ちをかけるように銃弾を浴びせられたことが判明しました。更に調べを進めると、遺体および現場の銃痕と発砲された銃弾の数が一発合わず、スヒョクが使っていた銃の残弾と合わせてもどうしても数が合わず、1発だけが行方不明になっていることが判明しました。やがて事件当日になぜかスヒョクとソンシクの銃が入れ替わっており、ソンシクの銃からは北朝鮮兵士の血痕が発見されました。このことにより、ソンシクも容疑者のひとりとして挙げられましたが、ソンシクは取調べ中に窓から飛び降り自殺を図り、意識不明の重体に陥ってしまいました。, 物語は事件の前にさかのぼります。 Directed by Chan-wook Park. 共同警備区域(jsa)で何が起こったのか。韓国で『シュリ』の観客動員記録を更新した話題作が遂に上陸。「jsa」の上映スケジュール・上映館・あらすじ・感想レビュー・みどころ・スタッフ・キャスト・予告篇を紹介します。jsaの上映時間までに映画館に間に合う乗換案内も提供。 兵士もまた人間である - JSAの感想ならレビューン映画. 映画『jsa』感想・評価.

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